岡田充弘です。
①人的トランザクション(密接交流機会)を急減 >
②医療機関の人・空間・資材のキャパを確保 >
③治療薬の開発・認可・量産・運用を急ぐ >
④経済保証や各種免除の段取りをつける
今回の有事における対応策は概ねこの4つ。ただ実際はみんなが自分の都合を最優先に騒ぎ出したため、全体最適の優先順が狂って、関係者の対応や判断がかえって後手に回った気がします。
そもそも食料やトイレットペーパーなんて、今の日本のサプライチェーンのレベルを考えると枯渇する方が難しいし、優先順位からすると番外と言ってもいいくらい。餓死者の前に、病死や自死の発生率を懸念するのが論理的な帰結ではないでしょうか。
私が医療機関の顧問をしていて強く実感するのが、今の状況であれば①と②は逆で、もはや医療機関はパンク寸前。ここの問題解決に注力しないと、すべての施策が台無しになってしまうということです。一般の人が協力できることといえば、マスクとベットキャパの提供くらい。岡田も入手したマスクは可能な限り寄付する予定にしています。
あと多少知っている身として共有しておくと、検査体制は超不十分なので(ただし病院のせいではない)、潜在的感染者は想像以上にいると思った方がいいと思います。
複数のグラフを分析すると気づくはずですが、純感染者数が急激に増えていること以上に、検査体制が整ってきたことによる認知感染者数が増えてきている可能性を強く疑っています。
もちろんその両方の可能性もありますが、いずれにせよメディアの情報を鵜呑みにしてると、そういう部分に気づかなくなるので、日頃から分析的な視点で、数字や事実を眺める心掛けが大切ですね。
日々精進